【年齢とデザイン】
10代の女性のメイクはカリスマモデルを筆頭としたいわゆるギャルメイクに人気があります。
ギャルメイクとは下まつ毛を目元よりも少し下につけ、垂れ目に見せるメイクのことです。
長さとボリュームに重点が置かれ、くるんとカールさせたまつ毛で目を大きく強調させたデザインが多く見受けられます。
20代のまつ毛デザインは、目じりに長さを出すことで大人らしさを演出する人が多いようです。
ボリュームもさることながらまつ毛の長さにも重点を置き、目じりにかけて長くするデザインが多く見られます。
30代のまつ毛デザインに多いのはボリューム・長さ共にナチュラルな印象に仕上げるメイクです。
目を大きく強調させる点は他の年代と共通しますが、より自然に自分のまつ毛のように見せるメイクに変わっていきます。
まつ毛も細めのものがよりナチュラルに見えるので人気があります。
40代のまつ毛デザインは年齢と共に下がり気味に見える目の印象をカバーするように、中心をカールさせ瞼が引き上がって見えるアンチエイジングの要素を持ったデザインが多くなります。
これには目を大きく見せる効果がありますが、自然でわざとらしくならないナチュラルな目元を作ってくれます。
【まつ毛の本数】
このように10代、20代には元の原型を留めない、まつ毛で目を飾るようなメイクが人気ですが、年齢層が上がっていくにつれ元々のまつ毛に重点を置いたナチュラルなデザインに変わっていきます。
年齢とともに衰えていく部分を上手にカバーする工夫へと変わっていくのです。
また大人の女性には正面から見る時のデザインよりも、横から見たり伏し目がちな時の印象を強くするのが人気のようです。
まつ毛の本数は片目につき、上まつ毛に約100~150本、下まつ毛に50~80本が2~3列に配列して一定の数と長さを保っています。
ですが髪の毛と同じで、年齢を重ねると共にまつ毛の本数も減少していきます。
まつ毛の本数には個人差がありDNAに関係すると言われています。
遺伝的な要素も大きく絡んでおり、一般的に欧米人は日本人に比べてまつ毛の本数が多く密度も高いことがわかっています。
同じ日本人同士の毛髪の数にもそれぞれ違いがあるように、まつ毛にも元々持って生まれたDNAに由来する性質というものがあります。
ですので同じまつ毛美容液を使用しても個人差というのが少なからずあるので、全く同じ効果が期待できるわけではありません。
【毎日のケア】
まつ毛というのは非常にデリケートな為、ビューラーやまつ毛パーマによる傷みがひどいと次に生えてくるまつ毛が弱くなったり切れやすくなります。
それをケアせずに長年繰り返すと、ダメージを受け続けたせいでまつ毛が生えにくくなるといったこともあるようです。
豊かできれいなまつ毛を保つにはまつ毛パーマなどのメイク以外にも、日常の生活の中でむやみにこすったりダメージを与えたりしないように気をつけなければなりません。
そしてまつ毛美容液やまつ毛育毛剤で普段のお手入れをしていくことが重要になってきます。
まつ毛美容液は今ある自分のまつ毛をケアしながら毛周期を利用して、次に生えてくるまつ毛の毛母細胞に栄養を送ることで、生え変わったまつ毛が太くて丈夫なまつ毛になるような働きをしています。
さらに毛周期のサイクルを早める成分を利用してまつ毛の成長を促進し、まつ毛を長くする効果もあります。
こういったことからまつ毛が長くなったり増えたりするのです。
毎日のケアがまつ毛を健康にし、ボリュームを保つことになるのです。