【ダメージから守る】
メイクの時に使うマスカラがまつ毛美容液を兼ねていればいいのですが、この2つは実際には用途も目的も全く違うもので、さらに透明マスカラと色付きのマスカラも用途や目的が違います。
まつ毛専用の美容液はまつ毛の育毛剤とも言われており、これは眼医者が目の治療で目薬を処方したところ、患者のまつ毛がみるみるうちに長く濃くなってきたところから開発されたものです。
まつ毛は紫外線、マスカラ、ビューラー、目をこすったりする摩擦などから日々ダメージを受けており、これらのダメージから守る役割をするのがまつ毛専用の美容液です。
まつ毛専用美容液は大きくわけて4つの働きがあります。
まつ毛に保湿成分を与える、まつ毛に栄養を与える、まつ毛にコシを出す、まつ毛にハリを出す、です。
この効果によって日々のダメージからまつ毛が元気になり、まつ毛にハリが出ることでまつ毛に長さが出て、まつ毛にコシが出ることで濃くなります。
まつ毛美容液はマスカラとは違ってすぐにきれいになるためのものではなく、長期的にみて美しいまつ毛を手に入れるためのものです。
マスカラとは使用目的が全く違うのです。
【色付きマスカラ】
色付きマスカラはメイクをする人なら必須アイテムです。マスカラはまつ毛をしっかり濃く、長く見せるためのメイク道具です。
最近ではまつ毛エクステンションやまつ毛パーマなど、マスカラを使わなくても目元を演出する事もできますが、まだまだ色付きマスカラは人気があり、必須アイテムでしょう。
普通のマスカラは基本的に石油成分で作られているため、まつ毛にダメージを与えてしまうのがデメリットとなります。
マスカラの持久性は商品ごとにさまざまで、お湯で簡単に落とせるタイプのマスカラもありますし、ウォータープルーフのように少しの水では簡単に落ちない強力タイプのマスカラもあります。
色もさまざまなのでその日の気分に合わせてメイクを変えることが出来るのが若い女性にも人気なのでしょう。
このようにまつ毛美容液とマスカラは使う意味が大きく違います。
まつ毛美容液はまつ毛に栄養と保湿を与え、まつ毛をダメージから保護する役割を持ちます。
マスカラはメイク用品で、顔全体の印象を上げるためのアイメイクです。
それぞれを上手に使い分けて毎日のメイクやケアを楽しみましょう。
【透明マスカラ】
色付きマスカラの下地として使用されることが多い透明のマスカラは、まつ毛にビューラーをかけたあとにカールをキープするのに使われます。
人によっては色付きマスカラを使わず透明マスカラのみのメイクをする、という使い方をする方もいるでしょう。
色付きマスカラの代わりになるのが透明マスカラで、海やプールなど普段よりも薄めのメイクをしたい時にも使用されます。
透明マスカラはまつ毛をつやっぽく見せてくれるので、あまり派手ではないナチュラルメイクの際には必須アイテムになっています。
ですがやはりメイク用に使われるマスカラですので、美容液に求められる効果はありません。
透明であってもまつ毛に負担をかける化粧品ということになります。
中には透明マスカラにも美容液が入っているものもありますが、それでもメイクコスメですのできちんとクレンジングをしてメイク落としをする必要があります。